調理の頼み方
スーパーで魚を購入した際に、調理を頼む方もたくさんいると思います。
ですが、なんて頼めばよいか、なんて声をかけたらよいか、戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか?話しかけずらいし、変な頼み方をしてしまっていないかな・・・?あの答え方で良かったかな・・・?と不安になる方もいるかもしれません。
店員がどう調理するか聞いてきてくれるけど、なんていうのが一番伝わりやすいんだろう・・・?と思う方も多いと思います。
ですので、本日は一発で伝わる頼み方4選をご紹介いたします。これで店員に聞かれても安心の答え方が出来ます。
3枚卸し
魚の調理をする上で『3枚卸し』という言葉はよく耳にすることが多いと思います。そもそも『3枚卸し』とは何なのか?
1匹のアジを卸すと画像のような①、②、③の3枚に分かれます。この状態のことを3枚卸しと言います。
調理を頼む際、『3枚卸しでお願いします』と頼む場合も多いかと思います。しかし、それだけでは実は不十分で、店員には伝わり切りません・・・
なぜかというと、3枚卸しにするときは、ぜいご取りの3枚卸しかお刺身用の3枚卸し(皮を取った状態)か、で2種類あるからです。
ぜいご取り3枚卸しの場合
アジには『ぜいご』と呼ばれるトゲのようなウロコがあります。触るととても痛いです。
そのため、『フライ用』『ムニエル用』『南蛮漬け用』などで調理を考えているときは
『ぜいご取り3枚卸しでお願いします』と言うと
このように、皮が付いたままぜいごが取られた状態で渡されます。
お刺身用3枚卸しの場合
では、お刺身用(皮を引いた状態)の3枚卸しではどうかと言うと
このようにぜいごも皮も無い状態を渡されます。
ですので『お刺身』や『アジのなめろう』などで調理を考えているときは
『お刺身用、3枚卸し皮引きでお願いします』というと店員も(お刺身用なので皮を引いて渡すんだな。。。)とすぐに理解できます。
卸す手順(ぜいご取り3枚卸しの場合)
ちなみにですが、ぜいご取り3枚卸しの場合
ぜいごを取ります
頭を落とします
(ぜいごが無い状態)
3枚に卸します
お腹のところに骨(腹骨)が付いてるので外します
完成
卸す手順(お刺身用3枚卸しの場合)
ぜいごを取らずに3枚卸しにします
3枚卸しにして、腹骨を取ります
汚れていたら洗いましょう!ただし洗いすぎると身が崩れやすくなるので注意!
真ん中にも骨が入っているのでそれは切込みを入れて外すか、ピンセットで抜くと良いです
ぜいごはついたまま皮を引きます
完成
アジフライ用の開きの場合
アジフライを思い浮かべるとき、このような三角形のアジではないでしょうか?
3枚卸しとは違って、困難な卸し方が『アジフライ用の開き』になります。
ですのでこの場合は『アジフライ用に開きでお願いします』と頼むと伝わります
個人的にとても難しいので調理受けるのが少し億劫です・・・。
卸す手順(アジフライ用開き)
ぜいごを取ります
頭を落とします
(ぜいごが無い状態)
アジの背中の方から包丁を入れていきます
片側が骨と身が離れました
反対側も、骨と身をはがしていきます
真ん中の大きい骨を断ち切ります
アジの後ろ側に硬いトゲのようなものがあるのでそれを外します
完成
3枚卸しよりも、難易度が高く、手間のかかる印象です・・・。
塩焼き用
そのほかの卸し方として塩焼き用があります
この場合は『塩焼き用に内臓とぜいご取りお願いします』というと大丈夫です。
卸す手順(塩焼き用)
こちらはぜいごと内臓を取るだけなのでとても簡単です。
まとめ
以上が主なアジの調理の頼み方になります。ほとんどのお店は調理加工は無料でやってくれるところが多いのではないでしょうか・・・?
もちろん、有料になる場合もありますので、そこは要確認の上ご依頼ください・・・。
またアジはアニサキスがいる可能性もあるのでお刺身で食べる際は注意が必要です。
今までなかなか頼めずにいた方も、多少は参考になれれば幸いです。自宅でやろうとすると台所は汚れるし、生ごみは出るし、で大変かと思います。
ですのでできればお店に頼んで、家では料理するだけ、が楽出来て良いと思います!
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