スーパーマーケットには、青果部門、精肉部門、水産部門、グロッサリー・日配部門、チェッカー部門、総菜部門など部門ごとに分かれて成り立っています。
人気な部門、不人気な部門、時給が高い部門、など部門ごとに特色に違いがあり青果部門は野菜・果物のこと、精肉部門は肉のこと、水産部門は魚のこと。。。などなど部門ごとに扱う商品・行う仕事の内容も違います。
では、働いている中で部門が変わることはあるのでしょうか?
やっている中で合わない。。。と思い変えることは出来るのでしょうか?
部門変更は出来るのか?
結論から言うと。。。
つまり、スーパーで働くとした場合、最初に選んだ部門でやり続けることになります。
社員の場合
新入社員として入った時には、部門を選ぶ前に全ての部門を体験し、配属されるに当たってどの部門を希望するか?アンケート調査がありました。
私は水産部門を第一希望で出しましたが、水産部門は不人気でしたので第一志望で通りました。しかし他の部門を第一希望で希望した人は水産部門に移されており、必ず希望通りに自分のやりたい部門にいけるとは限りませんでした。。。
というのも、会社によって新入社員をどの部門に何人入れるか?の部門の枠がある程度決められてましたので、希望が通らなかったためです。。。
ですので、同期の社員の中には魚が食べられない(苦手)なのに水産部門に配属になった人もいました。
逆に第一希望が水産部門だったのに利き手が左利き、との理由で他の部門に配属になった人もいます。会社が準備している包丁は右利き用で、教える人も右利きの人となりますので、これも仕方がないのかもしれません
そして、選んだ部門の中でサブチーフ・チーフを目指してやっていくことになりますので社員の中で他の部門に異動した人はほぼいません。中には稀に上司へ相談して部門が変わった人もいましたが特別な理由が無い場合以外は難しいように思えます。
むしろ部門変更をするよりも仕事が合わない、続けられない。。。と思って辞めていってしまう人の方が多かったです。社員で入社3年以内に辞める人は割と多く、給料の理由よりも仕事が合わない、上司と合わないという理由で辞めていっております
パートナ―アルバイトの場合
では、パートナ―・アルバイトの方の場合はと言うと、他の部門に欠員が出たときに部門変更の打診があったりして移ったりするパターンはありますが、自ら希望を出して部門変更することは不可能でしょう
仕事が合わずどうしてもほかの部門に行きたい!という方は店長へ相談して決めていくしかないでしょう
部門変更は例えば、水産部門のパートナーが辞めてしまったので、〇〇部門のパートナーさんに移ってもらったり・・・ということですが、大抵は他の部門も人数に余裕があるわけではないので新しく人を募集することがほとんどです。
ですが、なかなか新しく人の募集が無かったり、他の部門から引き抜いてもお店が回りそうだな・・・?と判断されれば契約更新時に「〇〇さん、○○部門とかどうですか?」と店長の方からの打診は十分にありえます・・・。
近年の状況
ですが、近年はスーパーマーケットにおいては機械化が導入されてきており1つの部門に勤めるというよりも、『誰でもどの仕事が出来るような部門』という形で部門の枠組みを超えた仕組みに変化しつつあります。
レジにおいてはセルフレジが導入されたり、発注に関しては自動発注を導入したり(もしくは本部が全て発注を管理していたり)と変化しています。それにより人の削減が進んでいる状況です。
お惣菜・お弁当などもお店で調理加工をするのではなく、プロセスセンター(別の場所の工場)にて作られお店は並べるだけ、という分業された仕組みにも変わりつつあります。
精肉部門や水産部門においても、プロセスセンターにて調理・加工が行われ加工された状態になってきて、お店は品出しをするだけ、と簡素化される動きにあります
近年はパート・アルバイトの募集をしてもなかなか人が集まらず、労働力不足の問題解決の面と、機械化が進むことにより店に掛かる人件費を抑えるため、との意味合いもあります。機械化により足りない人の部分を補っていく動きは今後も続いていくと思われます。
他にも店で調理・加工をすると商品の出来栄えに店ごとで差が生まれるので商品の統一化を図るためだったり、プロセスセンターで加工された品を使うことを前提としたお店を出店することでお店の縮小化、効率化を図る意味もあるようです。
(例:神奈川にあるイオンのプロセスセンター)
通っているスーパーの商品の製造元が今までは『○○店』としていたのが『○○工場』と変化されているかもしれません!
ですので近い将来は、○○部門募集!ではなく、〇〇スーパーマーケット○○人募集、と部門の垣根を超えた仕事に変わっていることでしょう
現在においても売り上げの小さいお店は従業員の人数が少ない中で運営していかなければならず、人手が足りない状況に陥りがちですが機械化による改善のテコ入れがされています。
お店は採算が合わなければ潰れてしまいますが、そういったお店には機械化によって改善がなされて継続出来ているお店も多々あると言えます
小さなお店であっても地域の方にとっては無くてはならないお店として役割を担っているため、いかにして存続させていけるか企業は工夫しながらその責任を全うしてるとも言えるでしょう
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